自己紹介
雨拍ちて 心湄に 鵠舞い 鳥渡聖れど
雨射ちて 心湄に 烏舞い 鳥渡魔たれど
我が坩堝 色は相対 音は無し
嘆くかの様 一切を 呑んで離さぬ
その定義 打ち砕かれど 経験を 確執と化し
体ごと 一瞬の情 客人に 委ねたるやも
泡沫の 思い出となる 必然で 全てが淀み
本性は 語り語りて
言の葉の 塵芥まで 語れども 量子持ち出し 仇となり 二度と触れぬれ
正しさは 儚く崩れ 不便だと 尤もらしく 理由喰み 然して不便
あり得ぬか あり得ぬ夢か
文頭と 文末は揺れ メタに酔い 我も客人
あり得ぬか あり得ぬ夢か
それでいて 矢張り願うは 誤魔化しの 猥談殺み 超ゆる自我かな
願わくば 天地の境 垣間見て
包み隠さず 人を恋せん